ネイビーちゃん、初めて人様のプレイリストに混ぜていただきました。
いつもニュースを掲載してくれている音楽ニュースサイト「indiegrab」が毎週作成しているプレイリストに、2週連続で選んでいただいてました。
Naybe(intro)も、Veranda(Stay Home)も序盤の方に、表紙にも入れていただいていて、とても嬉しい。
全部聞きながら、気になる曲を調べて、フォローしにいったり。
すると自分のトラックが流れてきて、なんか違う聞こえ方をしたり。
色んな音との出会い、とても楽しいので、皆もぜひ、作業や夜のお供に、プレイしてみてください。
俺も、マイフェイバリットプレイリスト、作ってみようかなあなんて考えている。
いつだったか、新宿の安い居酒屋でバンドマン数名で飲んでいた。
300円前後の、ビールにウイスキーが混ざってるような悪い酒”バクダン”と、適当なつまみで、
お互いのバンドの近況や今後のこと、最近聞いた新譜がああだこうだ、電子タバコがああだこうだ、なんて話を延々としていた。
すると、遅れてやってくる男の話になった。
彼はとても音楽に詳しい。どんな話をしても、あれね、と返してくれる。
彼がやっている音楽とは到底かけ離れているジャンルのものでも大体知っていて、すげえなあ〜と唸らされるもんだった。
そこで一人が言った。
「架空のバンド名出してさ、どうなるか見てみようよ」
面白そうじゃん、と盛り上がり、架空のバンドが生まれた。
覚えてないけど確か、「PINK STRAWBERRIES」みたいな。
80年代の、そんなに売れなかったアメリカのガールズパンクバンド、みたいな。
いそうー!
彼が来た。
おっすー、生?生で。おつかれおつかれー。
なんて風に、いつものように合流して、しばらく。
一人が言った。
「PINK STRAWBERRIESって知ってる?」
いったか…
「PINK STRAWBERRIES?あーファーストしか聞いてないな」
おおっと…
下を向いて笑いを隠す俺ら。
「ファーストだけっていうかあのリード曲だけだよね、まあ地味だったけど」
「そうそう、まああんま売れなかったしね」
みたいな感じで、しばらくその架空のバンドについて、誰も要領を得ない会話。
「….あのさ、PINK STRAWBERRIESって、存在してないんだよね」
「?」
「さっきお前が来る前に、架空のバンド名出したらどうなるか、って話になってさ」
ブレイク。一同笑い。
笑い堪えるの必死でやばかったよね、
数分間全く意味ない会話だったぞ、
彼も、
いや実際いるんじゃね?ほら、近いやついるぞ!これのこと言ってたんだよ!
すげえ!笑
なんて調子だったけど、その時の彼のなんとも言えないさみしい顔。
ああ、人を試すようなことするもんじゃないねえ、悪いよこりゃ。悪かった!
つって、いつものように夜が更けていったんだけど。
なんとなく、この時のことが忘れられず、たまに思い出すのである。
人を試すようなことは、するもんじゃないねえ。
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